EF200mm F1.8L USM比較
やっとこさ投稿。
EF200mm F1.8L USM。Canonが誇る変態レンズのうちの1本です。他の変態レンズはEF1200mm F5.6L USMとEF50mm F1.0L USMの2本。50/1.0は生産本数の割には入手性は良。持っている人も案外多いです。1200/5.6は・・・法人ユースでしか見たこと無いですね・・・。
200/1.8はそれなりの本数が生産されたらしいですが、実用的なスペックなので手放す人も少なく、中古市場で見かけること自体がまれです。
で、そのまれなレンズが3本続けて出てくるというミラクルが、行きつけのカメラ店で起こったので、記念に写真を撮ってきました。
真ん中のストラップ付きが出てきた1本目。中古自体まれなのに、知り合いの店で出てきた&しかもさらに稀少な後期型ということで、さくっと購入したものです。
左側が2本目で前期型、右側が3本目で後期型です。
早速後期と前期を比較。比較といっても違いはそんなに無いです。
1つはレンズプレートの違い。初期型は鏡面仕上げですが、後期型はヘアライン仕上げ。
もう1つは距離計窓のフォンとの違い。初期型は彫り込みですが、後期型はプリント。
一番大きな違いはレンズフードの違いですね。
前期型は布+合皮ですが、後期型は全部、合皮。後期ではレンズ名も追加されています。
このほかに機構や鏡胴の彫り込みフォントの違いは皆無。後期型と前期型の判別をするならばS/Nを見るのが一番ですね。
生産終了は98年。カタログ落ちは03年。#165***は確認されているので7,000本近く作られたはずですが、その割にはあまり見ないこのレンズ。
今では後継のEF200mm F2L IS USMはありますが200/1.8のスペックは世界広しといえどこのレンズだけ。気になる方は見つけたときが買い時です。
取材協力:アサノカメラ